友川カズキ TOMOKAWA KAZUKI

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桜の国の散る中を (1980)

 

Within the Country of Falling Cherry Blossoms

1曲目「犬」にノックアウトされること必至。友川かずき、石塚俊明、菊池雅志の3人が生み出す、寄せては返す音塊の荒波を全身に浴びてほしい。ロックだのフォークだのクラシックだの、そんなジャンル分けがどうでもよくなってくる。それはもう「かっこいい」としか形容しようがないのである。 このアルバムはかなり演劇色の強いアルバムに仕上がっており、一遍上人の詩をアレンジした「問うなれば」では、コーラスやかけ声として、みなみらんぼう、山谷初男、外波山文明(はみだし劇場)、たこ八郎など11人も参加しているし、タイトル曲では、魂の絶叫が童女らの唄声をつんざいて昇天してしまったりもする。なお、CDではOZ DISCの主催者としてユニークな新人を輩出し続ける田口史人氏がライナーノーツを執筆している。

01.  犬

02.  闇

03.  点

04.  問うなれば

05.  赤子の限界

06.  おどの独白

07.  口から木綿

08.  囚われのうた

09.  桜の国の散る中を(会田哲士君の霊に捧ぐ)

KING RECORDS  KICKS 8115